身長、体重、BMI、体脂肪率、腹囲測定 |
身長、体重、BMI、体脂肪率、腹囲を計測し、身体の状態(やせ、肥満)を調べます。 ☆メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の診断に有用です。 |
内臓脂肪面積測定(CT検査) |
体脂肪には「内臓脂肪」と「皮下脂肪」があり、腹筋の内側、腸の周囲の脂肪を「内臓脂肪」と言います。ベッドに横たわった状態で、腹部にX線(放射線)を照射し、おへその位置の断層像を撮影します。
☆内臓脂肪が過剰に蓄積すると高血圧、脂質代謝異常、糖尿病などを引き起こし、動脈硬 化を進めて心筋梗塞や脳梗塞などを起こす原因になります。 |
視力検査 |
裸眼と矯正視力(眼鏡やコンタクトレンズを装着した視力)を測定します。
☆視力の低下は、眼球の変化、視神経や脳の障害などから起こる場合もあります。
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眼圧測定 |
眼球に軽く空気を当てて眼球内圧を測定します。痛みはありません。☆緑内障の診断に有用です。 |
眼底検査 |
目の奥の網膜、血管、神経細胞層を撮影します。検査後は多少まぶしく見えにくい感じが しますが、数分で回復します。 ☆網膜はく離や高血圧、動脈硬化、糖尿病などによる血管の変化を調べることができます。 |
防音室内で、オージオメーターから発する音をレシーバーで聞き取って聴力を測定します。 ☆加齢や騒音による難聴は、一般的に高音域から始まり、気がつかない間に進行します。 聴力低下の早期発見に有用です。 |
肺機能検査(2020年〜現在実施していません) |
肺の容量(肺活量)や空気を肺内に出し入れする換気機能(努力性肺活量、一秒量など)を調べます。 ☆呼吸機能障害(肺線維症、気管支ぜんそく、肺気腫など)の診断に有用です。 |
胸部X線検査 |
胸部にX線(放射線)を当てレントゲン写真を撮影します。肺と一緒に心臓などの観察も可能です。 ☆肺気腫、肺炎、肺結核、肺がん、心肥大などの診断に有用です。 |
胸部CT検査 |
ベッドに横たわった状態で、胸部にX線(放射線)を照射し、断層像を撮影します。胸部X線検査に比べ、臓器の状態をより細かく調べることができます。 ☆肺気腫、肺炎、肺結核、肺がん、気管支拡張症などの診断に有用です。 |
喀痰細胞診 |
痰に含まれる細胞を顕微鏡で観察し、がん細胞の有無を調べます。 ☆肺がんの診断に有用です。 |
血圧測定 |
最高血圧、最低血圧を測定します。☆高血圧症の診断に有用です。 |
心臓超音波検査(心エコー) |
超音波を当てて、心臓の形や動き、血液の流れを観察します。 ☆心肥大、心臓弁膜症などの診断に有用です。 |
安静時心電図 |
ベッドに横たわった状態で、心電図を記録します。 ☆不整脈、心肥大、心筋梗塞、狭心症などの診断に有用です。 |
負荷心電図(マスター) |
運動前と階段の昇降による運動負荷直後、3分後、5分後の心電図を記録します。 ☆運動に伴って起こる狭心症や不整脈などの診断に有用です。 |
X線検査(バリウム検査) |
バリウム液を飲んで、食道から胃、十二指腸をX線(放射線)撮影し、臓器の形の変化や異常を調べます。バリウムは時間が経つと固まるので、検査後は水分を多く摂取する必要があります。また、下剤をお渡しします。 ☆食道がん、食道炎、胃潰瘍、胃がん、胃炎、胃ポリープ、十二指腸潰瘍などの診断に有 用です。 ⚠検査不適な方 ・胃、大腸の手術歴がある ・潰瘍性大腸炎、クローン病、憩室炎など消化器系の病気治療中 ・腸閉塞の既往がある ・検査当日咳がある ・ひどい便秘(5日間以上便秘が続いている) ・75歳以上 ・技師の指示が聞けない(聴力障害のある方、日本語が理解できない方) ・検査台の上で体を動かすのが困難(腰痛、めまいなど) ・体重130kg以上 ・水分制限がある(透析、心不全、腎臓病治療中) |
内視鏡検査(胃カメラ) |
検査前に口又は鼻から喉にかけて局所麻酔を行い、ファイバースコープを挿入し、食道・胃・十二指腸の内部を直接観察します。検査中に組織の一部を採取して顕微鏡で調べる病理組織検査を行う場合があります。 ☆臓器の状態を直接観察できるため、潰瘍やポリープ、がんなどの診断に有用です。 また、病理組織検査を行うことでがん細胞の有無が調べられます。 ⚠検査不適な方 ・歯がぐらついている ・顎関節症 |
便潜血検査 |
消化管からの出血により、便に血液が含まれていないかを調べます。 ☆消化管の潰瘍やポリープ、がん(特に大腸がん)などの診断に有用です。 ※1週間内に採取したものを提出してください。 |
便虫卵検査 |
便を顕微鏡で観察し、寄生虫やその卵の有無を調べます。☆寄生虫病の診断に有用です。 |
お腹に超音波を当てて腹部臓器(肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓など)の画像を観察し ます。 ☆脂肪肝、肝がん、肝硬変、胆石、胆のうポリープ、すい炎、腎結石などの診断に有用です。 |
頭部MRI検査 |
磁気を用いて、頭部の断層像(MRI) 及び血管像(MRA)を撮影し、異常の有無を調べます。放射線被ばくがなく、小さな病変までとらえることができます。 ☆脳出血、脳梗塞、動脈瘤、閉塞性動脈疾患などの診断に有用です。 |
PSA |
PSAは前立腺がんの腫瘍マーカーです。(腫瘍マーカー欄を参照して下さい) ☆前立腺がんや前立腺肥大などの診断に有用です。 |
マンモグラフィー |
マンモグラフィーは、圧迫装置で乳房を挟み、X線撮影します。乳腺が張っていると痛みを伴うため、月経が始まって1週間から10日後の検査をお勧めします。 ☆乳がん、乳腺症などの診断に有用です。 |
婦人科検査(子宮頸部細胞診、内診)、CA125 |
子宮頸部細胞診は、子宮頸部の細胞を専用ブラシで軽く擦り取り、顕微鏡で異常細胞の有無を調べます。CA125は、主に卵巣がんの腫瘍マーカーです。(腫瘍マーカー欄を参照して下さい) ☆子宮がん、子宮内膜症、卵巣がんなどの診断に有用です。 |
超音波を使って、踵(かかと)の骨量を測定し骨の強度を調べます。 ☆骨粗しょう症の診断に有用です。 |
CT(コンピューター断層撮影)検査は、X線(放射線)を身体の周りから照射し、体内を透過したX線量をコンピューター処理することで、断層写真として画像に表すものです。 一般のX線撮影では抽出できない詳細な情報が得られます。 当院で使用しているマルチスライス型CTは、高速スキャン、低被ばく撮影により被検者の負担が少ない装置です。また、最薄0.5cmスライスにより、微細な組織構造も明瞭に描写します。検査自体は約5〜10分で終わり、痛みはまったくありません。 |
MRI(磁気共鳴画像)検査は、強い磁場を有するトンネルの中に身体を入れて、磁気と電波を利用し、体内の断面を任意の方向から画像化する検査です。同時に、造影剤などの薬 剤を使用することなく、血管の様子を詳しく画像化するMRA(磁気共鳴血管画像)の撮影 ができます。 MRI検査は、CT検査と異なりX線(放射線)による被ばくがないこと、骨の影響を受けないため、頭部などはCT検査と比較し鮮明な画像が得られる、などの特長があります。検査中は耳もとで「ゴンゴン」と大きな振動音がしますが、痛みもなく、検査自体は20〜30分で終了します。 |